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美感あるいは用の美

美感あるいは用の美

 私の所有する短刀です。ある藩の家老職であり茶人として一流を立てた武士が前差しとしていたものです。簡素な「昼夜拵」に仕立てられています。昼夜拵の「昼」は太陽が雲間から現れ、「夜」は月が雲に隠れようとしています。この美しい月をいつまでも眺めていたいのに。大茶人として名を馳せた古の武士の美感が偲ばれます。拵に包まれる短刀は、昭和26年文化財保護委員会登録の無名ですが『直江志津』と伝わっています。

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俺ふぇうすⅡ世
Les rêves sont la littérature du sommeil. 眠りから覚めても夢を見続けている。私の語る言葉はまだ夢の続きなのかもしれない。